調味料に含まれるおもなアレルゲン
ホットドッグの材料である調味料。
その調味料に含まれる、おもなアレルゲンについて考えてみましょう。
ホットドッグの調味料と言えば、真っ赤なケチャップに、黄色いマスタードのコンビ。
この2つの調味料を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
色鮮やかな赤色が見た目にも美しいのが、このトマトケッチャップですよね。
しかし、そこにもアレルギーの原因=アレルゲンが隠れていると聞くと、ちょっと驚いてしまうかもしれません。
トマトケチャップのおもな原材料であるトマト。
実は、このトマトそのものがアレルギー症状の原因となる可能性が高い食品なのです。
みなさんは抗原度という言葉を耳にした事があるでしょうか?
簡単に言うと、食品についてアレルギーの起こしやすさの度合いを示したもの。
それが食物の抗原度と呼ばれています。
いろいろな食物について統計的にこの抗原度を区別した、東京医大方式食物抗原強弱表という一覧表があります。
その表において、トマトは野菜のカテゴリの中で、最もアレルギーを起こしやすい食品のひとつとして区別されているのです。
トマトは仮性アレルゲン(ヒスタミン、アセルコリン、セロトニンなど)を多く含む食物でもあるので、トマトに対する食物アレルギーが無い人の場合でも、アレルギー反応によく似たような症状が出る場合もあるのです。
また、トマトケチャップの相棒であるマスタードに関しても、マスタードアレルギーというものが報告されています。
マスタードアレルギーは日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパなどでは広く知られているそうです。
身近な食品であるからと安心せずに、私たちも少し注意を払うことが必要かもしれませんね。
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